不動産仲介のメリット・デメリット|不動産売却豆知識(第6回)
2023/12/192024/02/19
不動産には専門的な知識や用語が多く、一般のお客様には特にわかりにくいと思います。
本ブログ内では、「不動産売却豆知識」シリーズとして、不動産取引に役立つ豆知識を解説します。
不動産取引に役立つ豆知識を解説していく不定期更新シリーズの第6回!
「不動産仲介」をテーマに、「不動産仲介のメリット・デメリット」について解説します。
不動産を売却する際、一般的な売却方法が不動産「仲介」です。
不動産仲介とは、不動産の広告やご案内などの販売活動や、売主と買主の間に立ち、契約に向けた交渉、不動産の説明、契約の補助などを行います。
不動産会社に不動産仲介を依頼する際に結ぶ契約を、媒介契約といいます。
媒介契約の種類、仲介手数料については、「知っておきたい不動産売却の媒介契約とは?」をご参照ください。
今回は不動産仲介のメリット・デメリットを解説します。
<仲介のメリット>
・適正価格で売れる可能性がある。
仲介の場合、売り物件を広告等で幅広く周知することにより、売却時の不動産相場での売却が可能になります。
・不動産会社が買主を探してくれる。
販売に掛かる広告費は、原則不動産会社が負担します。
ポータルサイト、自社ホームページ、紙面広告など、幅広く情報提供を行い買主を探します。
また、不動産会社のネットワークも使い、同業他社へも情報提供を行います。
<仲介のデメリット>
・仲介手数料がかかる。
売買価格200万円以下の場合
売買価格×5%+消費税
売買価格200万円超~400万円以下の場合
売買価格×4%+2万円+消費税
売買価格400万円超の場合
売買価格×3%+6万円+消費税
仲介手数料は、売買価格に応じて上記の通り上限が設定されており、その上限が仲介手数料になります。
仲介手数料の値引き交渉は可能ですが、仲介手数料に広告費なども含んでいるので値引きができるケースは少ないと思っていてください。
・売却に時間がかかる場合がある。
不動産市場に売り出しをしてみないと、正確な需要が判断しづらく、売り出し時、近隣に競合物件が多く売り出されている場合など、契約まで時間が掛かる場合があります。
また、買主のローン手続きなどにも数週間かかるため、契約から引き渡しまでも1か月以上かかることがあります。
・契約不適合責任を負う必要がある。
契約不適合責任とは、売買契約において引き渡された不動産の種類、品質、数量、権利に関して、契約の内容に適合しない場合に売主が買主に負う責任です。
一般的には、引渡しから3か月の契約不適合責任を負うことになります。
ただし、交渉の中で特約にて契約不適合責任を免責にすることは可能ですが、成約価格が下がる場合もあります。
・周囲に不動産を売却していることを知られやすい。
広告や現地看板などで、近所の方や親せきに不動産を売却していることが知られやすいです。周囲に知られず仲介で売り出すことも可能ですが、情報提供範囲が非常に狭まる為、契約まで時間がかかる場合があります。
<まとめ>
仲介での不動産売却は、「時間がかかっても、少しでも高い金額で売りたい」場合、おすすめの売却方法になります。
また、築年数の浅いマンションや戸建て、立地がいい土地、戸建て、マンションなどは、特に仲介がおすすめになります。
依頼する不動産会社の営業マンによって、売却や契約条件の提案方法が異なる場合もあります。
また、営業マンの不動産知識や、売主様との相性も非常に重要になってきます。
依頼する不動産会社選びは、慎重に行うことをお勧めいたします。
弊社では、売却のご相談を受けた場合、基本的には仲介での提案を行うよう心掛けております。
松山市、東温市、伊予郡松前町、伊予市、その他愛媛県内の不動産売却をご検討の際は、弊社にお問い合わせください。
お問合せは、こちらまで!
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<この記事の執筆者>
株式会社ながろ不動産
愛媛県松山市本町6-6-7 ロータリー本町306号
代表取締役 長櫓 陽光(ながろ ようこう)
宅地建物取引士
行政書士(愛媛県行政書士会所属)
2級ファイナンシャルプランニング技能士
不動産業界歴10年以上
電話番号 : 089-994-6393
FAX番号 : 089-994-6394
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