近所に内緒で不動産売却はできるのか？

近所付き合いの密な地方都市などでは、相続した不動産を売却する際など、近所に知られずに売却したいと相談をいただくケースがあります。

他にも、離婚する際の不動産売却や、住宅ローンの返済が難しくなった場合など。

不動産を売却していると、近所の方にいろいろ詮索されるのではないかと、不安になる方もいます。

 

今回は、近所の方に知られずに不動産を売却する方法をご紹介します。

 

＜業者買取で不動産を売却する＞

不動産会社に、不動産を買取ってもらえば広告などには出ないため、近所に知られることなく短期間で不動産売却ができます。

ただし、不動産買取の場合、一般的に相場の7,8割の価格でしか売れないことが多いデメリットがあります。

不動産買取については、「不動産買取のメリット・デメリット」にて解説しておりますので、ご参照ください。

 

＜不動産仲介で近所に知られずに売るには？＞

不動産仲介で、一般市場に不動産を売りに出す場合、いくつかの方法を取ることにより近所に知られる可能性を下げることができます。

 

◎広告に地図を載せない

インターネットや紙面広告で地図を載せると簡単に物件が特定されてしまいます。

SUUMOやアットホームといったポータルサイトでも、物件の場所を表示するか選択できますので、広告を見ただけでは場所が特定できないようにすることで、簡単に場所の特定されることを防止します。

ただし、外観写真などを広告に掲載した場合、近所の方に知られる可能性は残ります。

 

◎広告に地図を載せない

◎広告に外観写真を載せない

インターネット広告などで、外観写真を載せず、間取り図と室内の写真のみを載せます。

室内に入ったことがある人しか、不動産を特定することができないため、近所の方に知られるリスクは下がります。

ただし、室内の状況を知っている方や物件の接道状況、採光方向など広告に記載している内容で特定されるリスクは残ります。

 

◎広告を一切しない

◎レインズに掲載する。

一般の広告を一切せず、不動産会社の流通システム「レインズ」にのみ掲載し、購入者を探す方法もあります。

レインズについては、「不動産売却に重要なレインズとは」にて解説しておりますので、ご参照ください。

レインズは一般の方が閲覧することはできませんので、業者間のみで情報共有することできます。

自社と他社の購入検討者にのみに、物件情報を提供し買主を探しますが、広告での物件周知をしないため、売却は長期化する可能性があります。

稀に、近所の方の関係者に不動産会社の人などいると、知られることはありますが、限りなく知られるリスクを下げることができます。

 

◎レインズにも載せない。

レインズにも掲載せず、依頼した不動産会社以外に情報共有しないことで更に知られるリスクを下げることができます。

しかし、依頼した不動産会社の顧客にしか物件情報を提供できず、買主を探すことは非常に難しくなってきます。

 

＜まとめ＞

近所に知られるリスクを下げつつ、不動産売却をすることは可能です。

ただし、近所に知られないように広告などを制限をすることは、広告の効果も下げることになるため、売却が長期化し、その結果、売却価格が下がることにも繋がる可能性があります。

近所に知られず不動産売却をすることと、売却価格が下がるリスクを天秤にかけ、一番良い方法を検討すると良いでしょう。

 

株式会社ながろ不動産では、売主様のご希望に沿った売却方法を提案しています。

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