賃貸?持ち家?不動産賃貸と不動産所有のメリット・デメリット
2024/06/202024/06/20
持ち家を購入し所有するか、賃貸物件に住み続けるか、お住まいを選ぶうえでいつも迷うテーマです。
持ち家を持ち、「一国一城になってはじめて一人前」と言われてきました。
しかし、現在では賃貸を選ぶ方も増えてきました。
今回は、持ち家と賃貸のメリットとデメリットを解説します。
<持ち家のメリット>
持ち家の場合、住宅ローンの支払いを終えると、住居にかかる費用がかなり抑えることができるのが最大のメリットです。
さらに、自分の好きな家を建てられる、内装を変更できることも持ち家ならではです。
注文住宅で自分好みの家を建築したり、自分好みの建売住宅を購入することで、理想の住まいに近づきます。
また、分譲マンションについても、内装を自由に変更することができます。
長い間住むと仮定すると、老後に必要になってくるバリアフリー化も、持ち家であれば施工することができます。
設備についても、賃貸物件と比較するとグレードの高いものが使われていることが多いのもメリットの一つです。
分譲マンションなどの集合住宅では、遮音性を重視した床材が使用されており、騒音トラブルも賃貸マンションに比べると少ないでしょう。
<持ち家のデメリット>
持ち家の取得には、多額の費用が必要となります。
住宅ローンは、約35年の間返済する必要があり、返済が終わる頃には建物は古くなり価値は低くなってしまいます。
建物の価値を維持するには、10年から15年の間に外壁塗装を行うなど適切なメンテナンスをする必要があり、費用がかかります。
また、毎年固定資産税を納税する必要があります。
さらに、分譲マンションの場合は、毎月の管理費・修繕積立金の支払いが必要です。
子育て中に持ち家を購入される方の多くは、子供部屋を確保できる大きさの家を購入します。
しかし、子供が実家を出てしまうと大きすぎる家の維持も大変になるかもしれません。
家族形態が変わったからといって、容易に引っ越しできない点も持ち家のデメリットと言えるでしょう。
住宅ローンを組んだ時と経済状況が変わったとしても、当初決めた返済計画は簡単には変更できないことも注意が必要です。
会社の倒産やボーナスのカットなど、住宅ローンの返済が滞ってしまうと強制的に競売をされるリスクがあります。
また、夫婦共働きの場合、ペアローンで住宅ローンを組む方が増えていますが、万が一離婚した場合には、売却をし一括返済をするか、持分を買取り一人で住宅ローンを返済する必要があるでしょう。
持ち家は、環境の変化には弱いというデメリットがあります。
<賃貸物件のメリット>
賃貸の最大のメリットは、引っ越しを気軽にできるということです。
家族形態や勤務先が変更になった場合など、必要なタイミングで気軽に引っ越しができます。
また、賃貸物件は購入物件よりも多くの選択肢の中から、自分に適した物件を選ぶことができるでしょう。
分譲マンションや一戸建て、賃貸マンション、アパートなど幅広い選択肢から物件を選ぶことも可能です。
賃貸物件のメンテナンスは、貸主が原則行います。
雨漏りや給排水管の故障、設備(温水洗浄便座や給湯器など)が壊れた場合も、通常の故障であれば貸主が直します。
家賃さえ払っておけば、メンテナンスに必要な費用負担が少ないこともメリットでしょう。
また、固定資産税の支払いも必要ありません。
<賃貸物件のデメリット>
賃貸物件のデメリットは、家賃をずっと払い続ける必要があることです。
また、高齢になってくると入居を嫌がる貸主が多く、引っ越し先が見つかりにくいことも最近多いデメリットです。
高齢になり、バリアフリー化をしたくても、リフォームは原則できません。
貸主の許可があればリフォームはできますが、退去時には現状回復の必要があるので簡単には行えません。
退去時のトラブルが多いことも問題の一つでしょう。
多額の退去時の修繕費用を請求してくる、悪質な管理会社も存在します。
退去時に多額の請求をされた場合には、詳細な明細と負担理由を確認し、納得いかない場合は専門家に相談しましょう。
<まとめ>
今回は、持ち家と賃貸物件の比較をしました。
どちらにもメリット・デメリットがあります。
コスト面だけではなく、将来の暮らし方や今後の収入などさまざまな視点から、持ち家か賃貸物件か選択すると良いでしょう。
ながろ不動産では、不動産売却だけではなく、不動産の購入、賃貸物件の紹介も行っております。
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<この記事の執筆者>
株式会社ながろ不動産
愛媛県松山市本町6-6-7 ロータリー本町306号
代表取締役 長櫓 陽光(ながろ ようこう)
宅地建物取引士
行政書士(愛媛県行政書士会所属)
2級ファイナンシャルプランニング技能士
不動産業界歴10年以上
電話番号 : 089-994-6393
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