空き家対策！メリット・デメリットから運用方法を紹介｜空き家管理

現在、日本では空き家が増え続けており、この30年で約2倍に増加しています。

団塊の世代の相続が始まり、不動産相続をしたものの利用していない、空き家管理も適切にされていない物件が増えていることが一つの要因です。

また、日本ではいまだに不動産を購入する際、新築志向がとても強く中古戸建があまり流通していないことも空き家が増加する原因ではないかと思います。

今後、国をはじめ市町村長においても空き家対策が強化されていく流れです。

空き家を何もせずに放置していくリスクが高まるなか、空き家を所有し、空き家の活用や処分、運用方法にお悩みの方も多いと思います。

空き家の売却する、空き家を賃貸に出す、空き家を管理維持する。

それぞれメリットとデメリットを解説いたしますので、空き家の運用方法の参考にしていただければと思います。

 

空き家を売却

＜メリット＞

・売却することでまとまった金額が手に入る。

・固定資産税、都市計画税など負担から解放される。

・面倒な維持管理から解放される。

・不動産相続で取得した場合、譲渡所得の3,000万円特別控除を受けられる可能性がある。

空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除が拡充されます！をご参照ください。

＜デメリット＞

・実家など思い入れのある家を手放すことになる。

・空き家を売りに出しても、すぐに買い手が見つからない可能性がある。

・建物解体、測量など、売却時に負担が生じる可能性がある。

 

 

空き家を賃貸に出す

＜メリット＞

・家を所有し続けることができる。

・借主が住むことで、建物の劣化スピードを抑えることができる。

・継続的な家賃収入を得ることができる。

＜デメリット＞

・リフォームや修繕費用などのコストがかかる。

・入居者が見つからず、収入が得られない場合がある。

・賃貸物件を不動産会社に管理依頼した場合のコストが生じる。

・確定申告が必要になる。

 

 

空き家を管理する

＜メリット＞

・家を所有し続けることができる。

・売却や賃貸よりもコストを抑えることができる。

・将来の運用方法をじっくり検討することができる。

＜デメリット＞

・適切に管理しない場合、建物劣化が急速に進む。

・近隣住民に迷惑をかける可能性がある。

 

空き家を売却する場合のメリットは、利用していなかった資産を現金化できることです。

また、空き家管理の煩わしさから解放されることも大きなメリットです。

しかし、空き家はそのままでは売却することが難しい場合も多く、物件の状態によっては解体工事や測量など必要になる可能性があり、売却にもコストが生じます。

空き家を賃貸に出す場合の最大のメリットは、空き家を所有したまま継続的に家賃収入を得ることができることです。

しかし、松山市内のような賃貸住宅が飽和状態のエリアでは貸し出す際に、近隣エリアの競合物件同様のリフォーム工事が必要となったり、入居者が入居後の建物や設備の修繕の義務が生じます。

また、リフォーム工事などを行って入居者を募集した場合でも、入居者が入居する保証はなく赤字経営となるリスクもあります。

入居者は、借地借家法で保護されており、入居中にトラブルを起こしても容易に退去させることはできない点や、入居中に事件や事故を起こされ事故物件となってしまうリスクもあります。

空き家の近隣に住んでいるなど、定期的に空き家の管理をできる場合は、空き家をそのまま管理維持することはできるでしょう。

ただし、適切に管理されず放置された空き家は、建物が劣化したり、庭の草木を放置することで野生動物や害虫の住処になる危険性もあります。

近隣住民に迷惑がかからないよう管理し続ける必要があるため、将来的には空き家をどのように運用するか考えていく必要があります。

弊社では、月額100円で空き家管理サービス（松山市内限定）を行っております。

松山市内の空き家管理でお困りの方は、是非ご検討ください。

松山市外についても、管理サービス対応地域もございますので、お気軽にお問い合わせください。